茅ヶ崎減災宣言
私は「自然災害に特化した危機管理士」として、特に各地域特有の問題と各地域の人々の生活環境を知ることに重きを置き「学び・行動」してきたことで、今後に「必要なこと・改善方法」が明確に見えてきました。そして「安心・安全」の大きなビジョンをもつことが出来ました。
自然災害危機管理士の視点で「必要なことと改善策」
私は「自然災害に特化した危機管理士」として、特に各地域特有の問題と各地域の人々の生活環境を知ることに重きを置き「学び・行動」してきたことで、今後に「必要なこと・改善方法」が明確に見えてきました。
そして「安心・安全」の大きなビジョンをもつことが出来ました。
A. 自治会・自主防災組織などの役員の高齢化
幅広い年代層が参加できる「自主防災組織の再構築が地域防災力向上」にとって絶対に必要であり、今が動き出すべき時と考えています。
その構想の一つは既にあり、他の視点からのアイデアも取り入れ、今後は現組織内で話し合いを重ね合意点を見つけていきます。
B. 流域治水への知識、大雨・河川氾濫
一度災害が起こると被害が甚大になる傾向は確かです。
特に地震後の河川津波や大雨での河川の氾濫を考えた基盤整備は、河川付近に住む住民にとって最重要ではないでしょうか。
最新科学を地域住民が知り考えた上での、県との再確認と交渉が必要です。
C. 消防水利の確保、防火水槽の不足
市の南部地域にとっては、災害時の同時多発延焼火災に対応できるような耐震性能の防火水槽は全く数が足りません。
消防水利の確保が喫緊の問題ですが、市に確認した内容はどれも確実なプランとはいえませんでした。
再構築と新たな知識の導入が必要です。
危機管理には「想像力・方針選択力・実行力」が重要
安心・安全、特に防災は一時的な言葉や行動だけで手にすることはできません。
自主防災組織・地縁団体・地域住民の方々のご苦労と成果は十二分に存じております。
●新しい力を導入して
●平常時に、全世代の 地域住民で 現状と情報を共有
●互いを思いやり、尊重する気持ちを基礎に
●「個人の防災力UPが、地域の 防災力強化へつながる」良い流れを
●市民・行政 と共に創っていく…相互理解で臨機応変な 対応が可能に!!
2020年に「防災士」、2021年に「自然災害危機管理士」を取得
①2021茅ヶ崎市まちぢから協議会で「避難行動要支援者支援アンケート」
実施(茅ヶ崎市全地域135自治会から回収した123件のアンケートを自身で集計し報告書作成)
⇒ この経験から、災害時の避難に関する「市内各地域の地理的・人的問題点」を知ることができたことは、専門とする「自然災害の危機管理」にとっての大きな学びや経験になりました。(資料-1)
●地域に根ざし育んだ知恵と新たな取り組みを併せ、現状にどう活かせるか
②災害時に女性の力を活かすべく、初の「海岸地区女性防災会議」を開催
⇒ 茅ヶ崎の危険な現状を認識し、避難所運営に必要な「心の在り方」を女性達の気づきを取り入れ、皆で意見交換し、思いを共有しました。(資料-2)
●女性の優しさの裏にある強さは無限!
③海岸地区まちぢから協議会の防災安全部会長として、海岸地区12自治会による合同防災訓練「避難所開設・運営の実施訓練」を、市で初めて実施
⇒ 実際に動かなければ分からない事があり、多くの気付きを得ました。
このとき参加していただいた女性たちからは自信と積極性が示され、上記「海岸地区女性防災会議」の有効性をあらためて実感しました。(資料-3)
●予想と実際は大きく異なることを知り、改善点を知る!
④「ペットの避難を考える」会を、茅ケ崎ゴルフ場にて開催
⇒ 避難所運営委員であるからこそ、災害時のペットについては学校避難所で対応することは難しいと思い、同会を宝塚市の例にならってゴルフ場との提携を視野に入れて開催しました。(資料-4)
●ペット達には、茅ヶ崎南側の避難時の現状は厳しい!
⑤男女共同参画の視点から「女性防災会議」防災ブレークスルーを開催
⇒「災害時の食を少しでも楽しく」・「障害を持つ家族が感じる災害時対応の本音」・「被災後の行政支援の流れや二重ローンへの対応策」などを学び、20代の防災士さん~80代の皆さんまで「それぞれが持つ知恵や知識」を広く共有しました。(資料-5)
●全世代が持つ「知恵と新たな発想」が必要です!
⑥2023年、新たに茅ヶ崎ゴルフ場の形態で、広域避難場所として確保
⇒ 6年前の確保運動により
震災による同時多発火災時の避難場所を各地域で確保する流れができましたが、2023年から再び「茅ヶ崎ゴルフ場の利活用計画」が動き出します。
市への直接請求を提案。現在もゴルフ場であるために皆様と動いた1人として、今後もしっかりと見届ける意志は変わりません。
●地域住民と市民・市・県・事業者が「新たなビジョンの合意」のため、事業者募集以前に、地域住民間・行政で話し会う必要性があります。(資料-6)