口先だけの「防災対策を…!」で、4年を無駄にしたのは罪が大きい…また同じ事をくり返すの…?
2019.2.26 産経ニュース
大震災から8年経過もひずみ残る 警戒必要
日本海溝の新たな地震予測は東日本大震災から約8年が経過した現在でも、東北から関東地方の太平洋側で大地震と津波への警戒が欠かせないことを示した。
大震災では日本海溝のプレート境界にある断層が広い範囲で連動した。震源域にたまっていたひずみは解放されたため、M9級の巨大地震は当分の間はまず起きない。ただ、青森県沖など震源域の外側では依然としてひずみがたまったままで、震源域内でも、ひずみが残っている場所がある。M7~8級の発生確率が高いのはこのためだ。
特に宮城県沖では、M7級の宮城県沖地震が大震災と同時に起きたことで新たな発生サイクルに入ったと判断。付近で起きた地震も合わせると、ほぼ13~15年おきに同規模の地震が発生しているとして、M7級の30年以内の発生確率は90%に達すると判断した。
青森県から岩手県沖北部などで想定したM7・9の大地震は大正12年の関東大震災に匹敵する規模だ。海溝に近い場所で発生する津波地震や、海溝の沖合で発生するアウターライズ型と呼ばれる地震は、いずれも大きな津波が起きやすく、警戒する必要がある。